日本政府苑 日本政府苑

画像: 日本政府苑の外観(パース) / 日本政府(国土交通省・農林水産省) (公式サイトからの引用) via GREEN×EXPO 2027公式サイト

出展確定

日本政府苑

日本政府(国土交通省・農林水産省)

テーマ
日本の自然観を再考し、未来へ進む
見どころ
  • 会場で最大となる約2.5ha。和泉川の流頭部に「令和日本の庭」と展示館を一体で計画する(庭屋一如)
  • 各流派の家元等によるいけばなを、6つの花型から期間ごとに1型ずつ展示する予定
  • 宮内庁が皇居大道庭園で管理してきた盆栽を会期中2回入れ替えて展示予定。檜(樹齢340年)と五葉松「根上」(同390年)は外部展示が初めて
  • 日本各地の自然風土を体感型シアターで紹介し、環境課題の解決に役立つ技術を実機や屋外展示で見せる
  • 展示館は東西分棟・高床式の木造で土壁を用いる。苑内のイベントスペースで省庁の催事が入れ替わりで開かれる予定
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国土交通省と農林水産省が連携して出展する「日本政府苑」は、GREEN×EXPO 2027 で最大となる約2.5ヘクタールの展示だ。コンセプトは「日本の自然観を再考し、未来へ進む」、展示テーマは「日本の自然観」。会場南側の和泉川の流頭部(源流域)に、伝統的な造園技術を生かした「令和日本の庭」と木造の展示館を一体として整える。

見どころ・展示内容

両省が2026年5月22日に公表した展示概要では、展示館で次の展示を予定している。

  • 体感型シアター: 日本各地の自然風土を体感型のシアターで紹介する。
  • 暮らしの知恵と技: 各地の人々が自然との関わりの中で暮らしに取り入れてきた知恵や技を紹介する。
  • いけばな: 公益財団法人日本いけばな芸術協会に所属する各流派の家元等が、立花・抛入(瓶花)・生花・文人花・盛花・自由花の6つの花型から、期間ごとに1型ずつ作品を展示する予定。協力流派(予定)は草月流、池坊、龍生派、小原流など。
  • 盆栽: 宮内庁が皇居の大道庭園で長年管理・継承してきた盆栽を、会期中2回入れ替えて展示する予定。公表された3鉢は次のとおり。
    • 黒松「鹿島」(樹齢390年): 1970年の日本万国博覧会にも出展された盆栽
    • 檜(樹齢340年): 皇族の成年式の際に宮殿で飾られた盆栽。外部での展示は初めて
    • 五葉松「根上」(樹齢390年): 国賓の来訪時に皇居で飾られる盆栽。外部での展示は初めて
  • 環境課題と技術: 地球規模の環境問題や身近な自然の変化に気づいてもらう展示と、課題の解決に役立つ日本の技術や取組を、実機や屋外展示も交えて紹介する。

2026年9月15日の協会の開催半年前記者発表会では、鈴木農林水産大臣が、日本政府苑で伝統的な食文化や生け花、初公開の盆栽を発信し、植物工場や陸上養殖などの先端技術も紹介すると述べた。

苑内イベントスペースの催事

苑内にはイベントスペース(約80㎡)と体験デッキ(約40㎡)があり、関係省庁が催事を行う。9月15日公表のイベントリスト(第一弾)には、農林水産省「日本の花き文化・花き産業」(2027年3月20〜25日)、国土交通省「グリーンインフラ探検案内所」(4月3〜7日)、農林水産省「フラワーコンテスト」(6月10〜15日、9月17〜22日)、文化庁「『文化財』を支える庭園技術(仮称)」(8月21〜23日)、林野庁「木づかいシンポジウム2027」(9月23日)などが並ぶ。いずれも予定で、変更の可能性があると協会は断っている。

高校生がつくる「未来咲きガーデン」

農林水産省の「高校生未来咲きガーデンプロジェクト」で採択された全国5校(北海道音更高校、千葉県立成田西陵高校、神奈川県立横浜瀬谷高校、三重県立四日市農芸高校、京都府立桂高校)の生徒が、政府出展エリアに「花とみどりで創る景色」をテーマにしたガーデンを制作する。イベントリストでは、成果発表会を2027年7月26日〜8月1日にイベントスペースで開く予定になっている。

建物・デザイン

  • 庭屋一如: 庭と建物が調和して一体となる日本建築の考え方に基づき、展示館と庭を一つの空間として計画する。
  • 令和日本の庭: 伝統ある日本庭園の文化と技術を踏まえつつ、災害の激甚化に対応する流域治水やグリーンインフラの考え方を、水循環・炭素循環・窒素循環の観点から庭に取り入れる。チーフディレクターの蓑茂壽太郎氏は、人に近い庭から木立、森へと連続する構成を「雅の園」「恵の園」「営の園」と展開すると説明している。
  • 展示館: 流頭部という立地に配慮し、東西に分けた高床式の木造建築とする。土壁などで地域の景観になじむ意匠とし、博覧会後の資機材の活用も見据えた材料と工法を採用する。建物と庭をつなぐ回廊のイメージも公開されている。

制作はチーフディレクターの蓑茂壽太郎氏(東京農業大学名誉教授)のもと、作庭家の井上敏宏氏、展示企画の桐山昇一氏、ランドスケープアーキテクトの保清人氏がディレクターを務める。

出展者について

開催国政府としての出展で、国土交通省と農林水産省が連携して準備を進めている。両省は2023年8月に政府出展基本計画をまとめた。農林水産省によると、日本は1984年のリバプール以降、すべての国際園芸博覧会に政府出展している。展示運営等は博覧会協会が受託している。

これまでの発表

  • 2023年8月: 農林水産省・国土交通省が「2027年国際園芸博覧会政府出展基本計画」を策定
  • 2025年8月4日: 農林水産省が「高校生未来咲きガーデンプロジェクト」の採択5校を発表
  • 2025年11月2日: 会場の政府出展予定地で起工式を開催
  • 2025年12月25日: 日本政府苑の協賛募集を開始
  • 2026年3月19日: 公式サイトを開設し、シンボルマークを発表
  • 2026年5月22日: 展示概要(体感型シアター、いけばな、宮内庁所蔵の盆栽など)を公表
  • 2026年7月14日: 日本政府苑ガイドクルーの募集を開始
  • 2026年9月15日: 協会のイベントリスト(第一弾)で苑内イベントスペースの省庁催事を公表。同日の記者発表会で農林水産大臣が展示の方向性を紹介
  • 2026年9月30日: 蓑茂壽太郎チーフディレクターのインタビュー(ディレクターズコラム)を公式サイトに掲載
  • 2026年10月24日(予定): 京都・梅小路公園で、ディレクターの井上敏宏氏らが「朱雀の庭」と「令和日本の庭」を語るイベントを開催予定(国土交通省主催、事前申込制)

SNSでの反応

農林水産省はGREEN×EXPO専用のXアカウント(@MAFF_EXPO2027)で情報を発信している。2026年10月4日に検索した範囲では、X(旧Twitter)で日本政府苑に触れた投稿のうち最も反応が多かったのは、9月の記者発表会で語られた盆栽・いけばな展示や植物工場・陸上養殖の紹介を伝える投稿だった。会場の工事状況を伝える投稿では、政府苑の緑や園路が形になってきたことに触れるものが見られる(2026年10月時点)。一般の来場予定者の声はまだ少ない。

行く前に知っておきたいこと

  • 場所: 会場南側の和泉川沿いのエリア。会場マップでは、園芸文化館「いろはにわ」の南に位置する。
  • 予約: 協会は一部の展示に当日予約制の観覧予約を導入すると発表しているが、対象施設は未発表(2026年10月時点)。
  • イベント: 苑内イベントスペースの催事は期間ごとに内容が替わる。日程は協会のイベントリストで更新される。
  • バリアフリー等: 日本政府苑としての案内は未発表(2026年10月時点)。

出典

※展示内容・見どころは公式発表に合わせて随時更新します。

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