GREEN×EXPO 2027 見どころ・注目パビリオンまとめ|5ビレッジと必見館

画像: フジ(藤) / そらみみ (Soramimi) (CC BY-SA 4.0) via Wikimedia Commons

2026年6月14日

GREEN×EXPO 2027 見どころ・注目パビリオンまとめ|5ビレッジと必見館

会場は約100ヘクタール、会期は192日間。GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)は花や緑を軸にした博覧会で、乗り物が並ぶタイプのイベントではありません。

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だからこそ「どの館を、どんな興味で見るか」を先に決めておくと満足度が一気に上がります。この記事では、現時点で出展が確認できているパビリオンと5つのビレッジの楽しみ方を、確かな情報だけに絞って紹介します。

なお本サイトは非公式のまとめです。出展館の最新情報や会場運用は公式サイトで必ず確認してください。各館の一覧はパビリオン情報ページでも随時更新しています。

花博の主な見どころ(5つのポイント)

  • 日本政府苑 — 約2.5ヘクタールの会場最大級施設。体感型シアターで「日本の自然観」を体験
  • テーマ館「ねっこ」・園芸文化館「いろはにわ」 — 植物と生命のつながりを体感するテーマ館と、江戸から続く日本の園芸文化を伝える園芸文化館。博覧会協会が自ら運営する中核施設
  • 出展庭園390件 — 全都道府県・全政令市が出展。沖縄美ら海水族館の花のジンベエザメなど個性豊かな庭園群
  • 5つのビレッジ — 技術(Urban GX)・工芸(Craft)・食(Farm & Food)・子ども(Kids)・里山(SATOYAMA)の5エリアで多角的に楽しめる
  • 季節の花 — 会期192日間で、春のチューリップから秋のコスモスまで訪れる時期ごとに異なる花が見頃を迎える

以下、それぞれの見どころを詳しく紹介します。

まず押さえる必見館(日本政府苑・テーマ館)

迷ったら、この2館から回るのが間違いありません。

日本政府苑

展示面積が約2.5ヘクタールと会場最大級で、コンセプトは「日本の自然観を再考し、未来へ進む」。日本各地の自然風土を紹介する体感型シアターを備えた展示が予定されており、日本人が古くから自然とどう向き合ってきたかを身体で受け取れる場になりそうです。

規模が大きく人気も集まりやすいので、開場直後の午前中に訪れておくと後の動きが楽になります。詳しくは日本政府苑のページもご覧ください。

テーマ館・園芸文化館

**テーマ館「ねっこ」**はこの博覧会の背骨にあたる施設で、「全ての生命はつながっている。植物を中心に」をコンセプトに、植物の知られざる力と生命のつながりをアートと体験で伝え、NbS(自然を活用した解決策)に基づく行動を促します。要は「自然の力を借りて社会の課題を解こう」という発想で、ここを最初に押さえると、ほかの企業館やビレッジを見るときの視点が一本通ります。

あわせて園芸文化館も主要施設のひとつ。園芸文化そのものにじっくり浸りたい人に向いています。

この2〜3館を軸に据えると、約100haの会場でも回り方の輪郭が見えてきます。

Urban GX Village の注目館(大林組・三菱・鹿島・大和ハウスほか)

技術やまちづくりに惹かれるなら、Urban GX Village が本命です。「グリーン社会を実現する最先端技術」をテーマに、名だたる企業が館を構えます。現時点で確認できている出展は、以下のとおりです。

  • 大林組 モリソラミライ — 自然と共生する「もりの国」と、宇宙との暮らしが日常になった「そらの国」を舞台に、未来のものづくりを体験する大林組の館
  • 三菱みんなの未来館(三菱グループ) — 乗り物で海・大地・大空を巡るライド型展示。テーマは「みんなで繋ぐ、豊かな地球」
  • KAJIMA TREE(鹿島建設) — 大阪・関西万博「大屋根リング」の木材を柱や梁に再利用した、高さ約60mの木造タワー
  • 大和ハウスグループ エンドレスハートパーク — 水を張ったガラス製パラソル35基が並ぶ屋外の展示。テーマは「風・太陽・水、緑がつくる Future Living」
  • やさしくなりたい。STUDIO(東邦レオ) — 2025年大阪・関西万博のパナソニック館「ノモの国」のファサードをリユースして再構成した館
  • NTT EAST館「well」(NTT東日本) — 「産業・自然・文化」が調和するWell-beingな社会を、IOWNなどの最先端技術を使った五感の体験で表現
  • KT GROUP Mobi+(モビタス) — 家庭の野菜・果物くずから始まる資源循環にクルマの「動く」力を足した、未来のくらしを紹介するKTグループの館
  • とうきゅうグループ館(東急グループ) — 上空から見ると「種」が寄り添う形の建物。テーマは「GREEN LIFESTYLE 2050“種から育み、つながる未来”」

東邦レオの「やさしくなりたい。STUDIO」のように、大阪・関西万博で使われた建材を再び使う取り組みは、循環経済を掲げる本博覧会らしい見どころです。技術系を午前にまとめて回り、午後にほかのビレッジへ、という組み立てがおすすめ。

なお、とうきゅうグループ館のように展示の具体的な中身がまだ発表されていない館もあります(2026年10月時点)。最新情報が出次第、このサイトでも追記します。

Farm & Food Village の注目館(JA・明治・ヤマザキパン・サカタのタネ)

食やウェルビーイングに興味があるなら、Farm & Food Village へ。農業・食・健やかな暮らしをテーマにしたエリアで、昼食のタイミングと合わせて回ると効率的です。確認できている出展は次のとおり。

  • JAグループ「『いただきます』を生むチカラ」 — JAグループのテーマ営業出店。食と農の今と未来を伝える屋内展示に、全国の旬の農産物が並ぶマルシェや国産果物のフレッシュスタンドが加わる
  • 明治グループ「ORAGA VILLAGE 未来のふるさと」 — カールおじさんが暮らす里山をモチーフに、「再生(Regeneration)」をテーマにした明治グループの出店
  • ヤマザキ「明日の明るい食卓」館 — 日本のパン食文化をプロジェクションマッピングや没入型シアター映像で紹介。隣にはデイリーヤマザキも出店
  • サカタのタネ 特設館「旅するタネと私」 — 種苗大手・サカタのタネが花・緑出展として設ける特設館

なかでも種苗会社ならではの切り口が光るのが、サカタのタネの特設館「旅するタネと私」。タネの実物展示や、一粒のタネから広がる未来を描く約3分の映像、タネが世界へ届くまでをたどる「種苗会社の仕事」の体験が予定されており、花と緑の博覧会のテーマとも自然に響き合います。詳しくはサカタのタネのページへ。

食の館が集まるエリアなので、お腹を満たしながら見て回れるのも実用的な魅力です。

5つのビレッジの概要と楽しみ方

会場は5つの「ビレッジ」で構成されます。それぞれの性格を知っておくと、自分の興味に合うエリアを選びやすくなります。

ビレッジテーマこんな人に
Urban GX Villageグリーン社会を実現する最先端技術技術・建築・まちづくりが好きな人
Craft Village自然と共生する伝統工芸ものづくり・工芸に惹かれる人
Farm & Food Village農業・食・ウェルビーイング食や健やかな暮らしに興味がある人
Kids Village次世代への自然体験教育子ども連れの家族
SATOYAMA Village人と自然が共生する里山の心地よさ里山の風景や自然散策が好きな人

各ビレッジの確認済み出展

公式のビレッジ出展一覧には、次の出展が掲載されています。

  • Craft Village — 竹中グループ くるくるく、住友林業館「ひゃくの森」
  • Kids Village — SOTETSU PARK(相鉄グループ)、シミズ 森のまち(清水建設。2026年7月21日起工、大阪・関西万博の大屋根リング木材を再利用。神奈川新聞 2026年7月21日)
  • SATOYAMA Village — UR GREEN TABLE(UR都市機構)、つなぐ横浜フィールド(横浜市)

各館の展示内容は発表が進んでいる段階ですが、子ども連れなら Kids Village、自然のなかをのんびり歩きたいなら SATOYAMA Village、といった大枠は今から立てられます。

回り方のコツ

コツは、5つを薄く広く回らず、興味のあるビレッジに濃淡をつけること。技術好きなら Urban GX を厚めに、食が目当てなら Farm & Food を中心に、と決めておくと、会場内の移動が一本の線でつながって歩き疲れにくくなります。

混雑を避けたいなら曜日選びも有効です。公式の日別想定来場者では平日(GW・夏休みを除く時期)が1日あたり約5.0万人なのに対し、繁忙期の土休日は約10.5万人と倍以上の開きがあります。火・水・木の平日を狙えると、体感の歩きやすさが変わります。

具体的な時間配分や同行者別の回り方はモデルコースの記事にまとめています。

季節の花も見どころ

季節の花も大切な見どころです。横浜・関東の一般的な目安は次のとおり。

花見頃の目安
チューリップ3月下旬〜4月
ネモフィラ4月
藤4月下旬〜5月上旬
バラ5月中旬〜6月
あじさい6月
ひまわり7月下旬〜8月
ダリア8月下旬〜9月
コスモス9月

会場内の具体的な植栽は公式発表待ちですが、訪れる時期の花を一つの目的にすると、館めぐりとは違う楽しみが加わります。詳細は花の見頃カレンダーにまとめています。

【2026年8月更新】出展庭園390件と注目の屋外出展

企業館だけが見どころではありません。公式の花・緑出展一覧(2026年7月1日時点)によると、出展庭園は390件(企業・団体・個人319件、自治体71件)で、全都道府県・全政令市が出展します。

屋外の庭園に加えて、会期を通した屋内出展と、9日単位で入れ替わる屋内の短期出展があり、時期によって見られるものが変わります(屋外179・屋内全期間21・屋内短期224は延べ数で重複を含みます。出展者ごとの区分は出展庭園一覧へ)。

固有名詞で目を引く屋外出展

同じ一覧に載っている屋外出展のうち、いくつか挙げます。

  • 沖縄美ら海水族館 — 花でジンベエザメをかたどる出展
  • 京成バラ園芸 / サントリーフラワーズ — 園芸大手の出展(庭園の内容は未公表)
  • 奈良県 — ナラノヤエザクラと万葉植物
  • 茨城県 — 偕楽園
  • 青森県 — りんご

自治体の屋外出展は「自治体(東側)/(西側)」エリアにまとまる構成です。

地元自治体の大型出展と null⁴

さらに、地元自治体の大型出展として次の2つが公表されています。

  • 神奈川県「Vibrant INOCHI Forest かながわ館」 — 県の地形を模した庭園と県産木材の展示施設を一体の「森」とし、シアターでオリジナル映像を上映。庭園の花壇などに大阪・関西万博の大屋根リング木材を再利用(県特設ページ)
  • 横浜市「つなぐ横浜館」 — 旧「建物空間を活用した発信拠点」。Urban GX Village内の約3,000㎡で、環境にやさしい暮らしのきっかけと協賛企業の先進技術を体験できる(市ページ)

SATOYAMA Villageには、メディアアーティスト落合陽一氏による**「null⁴(テトラヌル)」**が設置予定です。4棟の鏡面体が回転し、昼夜や季節で表情を変える「生命彫刻館」と説明されており、大阪・関西万博「null²」の後継にあたります(2026年7月14日プレスリリース PDF)。

開幕日(2027年3月19日)の注目:ブルーインパルス展示飛行

航空自衛隊の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」が、開幕日の2027年3月19日にGREEN×EXPO 2027の会場上空で展示飛行を行う予定です(防衛省が2026年3月3日の閣議後会見で発表した2026年度展示飛行スケジュールに記載。DC Watch 2026年5月25日)。具体的な飛行時間・ルートは未発表で、天候不良の場合は中止(延期なし)です。開幕日に来場を予定している方は、空を見上げる時間も計画に入れておくとよいかもしれません。

今後の発表で増える見どころ(各国パビリオン等)

ここまで紹介したのは、現時点で確認できている館だけです。GREEN×EXPO 2027 には71か国・5国際機関が参加を表明しています(公式 2026年8月4日付一覧)。

各国の出展内容で公表済みなのは、次の2つです。

それ以外の国別の内容は未公表です。今後、海外勢の庭園が明らかになれば、見どころはさらに広がります。

同じく、まだ展示の中身が明らかになっていない企業館(とうきゅうグループ館など)の詳細も、これから順次公表される見込みです。建築家の関与など確定していない情報は、このサイトでは断定せず、発表があり次第更新します。

参考までに、規模も会場も異なりますが、2025年の大阪・関西万博では、開幕が近づくにつれて参加各国の館の情報が段階的に出そろいました。横浜でも同じように、開幕に向けて少しずつ全貌が見えてくるはずです。まずは確認済みの必見館で軸を決めつつ、新しい発表を楽しみに待つくらいがちょうどよいでしょう。

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見どころの全体像がつかめたら、次は実際の段取りです。出展館の一覧はパビリオン情報、滞在時間や同行者に合わせた回り方はモデルコース、博覧会そのものの概要はGREEN×EXPO 2027とは?でそれぞれ詳しくまとめています。あわせてご覧ください。

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